神のもどかしさ【2010年2月4日、夕礼拝】
この説教は音声版のみお届けいたします。
顕現節 二月夕礼拝 礼拝説教「神のもどかしさ」
ルカによる福音書14章15節〜24節 牧師 斎藤 衛
食事を共にしていた客の一人は、これを聞いてイエスに、
「神の国で食事をする人は、なんと幸いなことでしょう」と言った。
そこで、イエスは言われた。
「ある人が盛大な宴会を催そうとして、大勢の人を招き、
宴会の時刻になったので、僕を送り、招いておいた人々に、
『もう用意ができましたから、おいでください』と言わせた。
すると皆、次々に断った。最初の人は、
『畑を買ったので、見に行かねばなりません。どうか、失礼させてください』と言った。
ほかの人は、
『牛を二頭ずつ五組買ったので、それを調べに行くところです。どうか、失礼させてください』と言った。
また別の人は、『妻を迎えたばかりなので、行くことができません』と言った。
僕は帰って、このことを主人に報告した。
すると、家の主人は怒って、僕に言った。
『急いで町の広場や路地へ出て行き、貧しい人、体の不自由な人、
目の見えない人、足の不自由な人をここに連れて来なさい。』
やがて、僕が、『御主人様、仰せのとおりにいたしましたが、まだ席があります』と言うと、
主人は言った。
『通りや小道に出て行き、無理にでも人々を連れて来て、この家をいっぱいにしてくれ。
言っておくが、あの招かれた人たちの中で、わたしの食事を味わう者は一人もいない。』」