風邪のなせる業

クリスマスから正月にかけて
風邪を長引かせたのですが
年だなあとしみじみ・・・。

その風邪のさなか
あれは暮れだったか
わが家のコーヒーミルがとうとう壊れました。
うんともすんともいわなくなった。
それまでダマシダマシ使っていたのですが
中の接触が悪いのでしょう
とうとう。
長年使ってきて
コンパクトで使いかってが良かったのに
と、夫婦で、おしいねえ・・・

新しいのを買おうとなって
私が新宿の量販店に行くことに。
風邪で体に力が入らないまま
いろいろなミルが並ぶ棚の前に立った。
今まで使っていたものと同じ品はありません。
どれもなんかパッとしないなあと思っていたら
「雑味をとる」という言葉が目に入った。
少々高いのですが
あまり考えるのも面倒で
衝動的に買ってしまった。

早速、家で使ってみる。
要するに豆の外側の皮を分離させます
といううたい文句。
分離された皮を相当捨てることになるようではあるが
淹れてみて
一口飲むと、
なんか違う感じがする。
スッキリ。
おお、いいねえと。
だが妻はピンときていない。
「インスタントコーヒーみたいだね」との感想。
仕組みを説明して
これは「雑味なし」なんだと言うと
「私は雑味ありが好きだな」と。

以来、雑味あり(分離された皮の部分も一緒にして淹れる)
にして飲むことが多くなりました。
遠心力で分離させた皮と
中に残った砕かれた実の部分とを
合わせて使うわけで
その作業をするのに
粉が周りに飛んだり
なんのことはない
よけい手間がかかるようになってしまった。

これを買ったのも
風邪のせいと思って使っております。